七年戦争におけるフランスや独立運動によって人権が発展

『イギリスの歴史を知るための50章』川成洋 編 世界を舞台とした戦争 七年戦争は、その規模が大きかったことや、戦火が地球規模にひろがったことで、いわば、20世紀の世界大戦を彷彿とさせるものであった。18世紀の戦争は「重商主義戦争」、20世紀の二つの大…

あけましておめでとうございます

東洋の政治的復活

『パール判事の日本無罪論』田中正明 小学館文庫 日本の青年に また、西洋の「分割して統治せよ」という政策を警戒してください。どんなにたいせつなイデオロギーのためであっても、分裂してはいけないのです。分裂していると、その場かぎりのことでも絶対的…

文明論的警告

『共同研究 パル判決書(上)』東京裁判研究会 講談社学術文庫 パル判決書と昭和史 角田順 検察側が終始一貫して陳述した「全面的共同謀議という話は途方もない非常識なもの」であったが、かような非常識が現代日本史を主題として展開されるにいたって、検察側…

近代国際法

『共同研究 パル判決書(上)』東京裁判研究会 講談社学術文庫 国際法が戦勝国にたいしこのようにして任意に犯罪を定義することを許さなければならないこととなった時には(英国の政治漫画家)デイヴィッド・ローの「平和」にあるように、数世紀前にたしかまえに…

最強理論=自然農法+小機械(現状における最善)

『氷川清話』勝海舟 講談社学術文庫 恐ろしい人物二人 おれは、今までに天下で恐ろしいものを二人見た。それは、横井小楠と西郷南洲とだ。 横井は、西洋の事も別に沢山は知らず、おれが教へてやつたくらゐだが、その思想の高調子な事は、おれなどは、とても…

マルクス主義=有機農法と近代農法の間で迷走

『21世紀のマルクス』伊藤誠 大藪龍介 田畑稔 編 マルクスとエンゲルスは『共産党宣言』の頃には、資本主義的発展によって小農は必然的に没落するであろうという「小農没落論」を共通に持っていたが、次第にマルクスは小農などの小経営の「自由な個性」に関…

韓国の人身売買

韓国で相次ぐベトナム人妻の殺害事件 坂場三男https://blogos.com/article/232936/ 観光客を装った韓国人男性がグループでベトナムを訪れ、人身売買もどきにベトナム人女性を物色しているとの噂が絶えない。私がハノイに駐在していた2008-10年当時にも違法…

「慰安所で欲望ぎらつかせる韓国兵に恐怖感も」とベトナム人

「慰安所で欲望ぎらつかせる韓国兵に恐怖感も」とベトナム人https://ironna.jp/article/1494 旧サイゴン市内には韓国軍専用の飲食施設があった。そのひとつが、市の中心部・フーニャン区の「ホンハーホテル」に店を構える「ハンクォック・クラブ(韓国クラブ…

構造的反米派の右翼性

『帝国以後』エマニュエル・トッド 構造的反米派は、アメリカは本性からして悪質なのであり、資本主義システムの悪しき作用の国家的体現に他ならないという、いつもながらの解答を寄せる。フィデル・カストロのような小振りの地域的専制君主を崇拝するにせよ…

個人主義的アナキズム(リバタリアニズム)は成り立たない

『チョムスキーの「アナキズム論」』ノーム・チョムスキー はじめに バリー・ペイトマン ウッドコックによれば、チョムスキーは(ゲラン同様)自分のマルクス主義思想をソフトにかつ浄化するためにアナキズムを利用しようとする左翼マルクス主義である。チョム…

二つのアナキズム

『チョムスキーの「アナキズム論」』ノーム・チョムスキー ――こうした先例はリバタリアン思想の適用可能性が産業革命以前の段階――技術や生産がとても素朴で、経済組織がどちらかといえば小規模でローカルな田園社会を前提にせざるをえなかった段階にとどまっ…

リバタリアニズム

『正義とは何か』神島裕子 小さな政府の思想――リバタリアニズム ロールズの『正義論』はリベラリズムの枠を超えて大きな影響力をもちました。「今や政治哲学者たちは、ロールズ理論の内部で仕事をするか、さもなければなぜそうしないのかを説明しなければな…

支店の所在地への納税

千坂恭二 @Chisaka_Kyojihttps://twitter.com/Chisaka_Kyoji/status/1312255882365825024 会社は、いくら支店が儲けようとも、収益に対する税金は本社の所在地で収められ、大手は大抵、本社は東京にあり、東京は他府県にある支店の儲けをピンハネしているよ…

大阪住民投票勝利!

「大阪都構想」再び否決 松井大阪市長 任期全うし政界引退へhttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20201101/k10012691571000.html 大阪市を廃止して4つの特別区に再編するいわゆる「大阪都構想」は、1日の住民投票で、5年前に続いて再び否決されました。日本維…

非現実的かつ非人権的な韓国政府の回答

韓国政府、請求棄却求める ベトナム虐殺の損害賠償でhttps://www.sankei.com/world/news/201019/wor2010190007-n1.html ベトナム戦争に派遣された韓国軍による民間人虐殺の際に生き残ったベトナム人女性、グエン・ティ・タンさん(60)が、韓国政府に損害…

虐殺被害のベトナム人 韓国で初の賠償請求

虐殺被害のベトナム人 韓国で初の賠償請求 政権・メディアは対応苦慮https://special.sankei.com/a/international/article/20201022/0003.html 【ソウル=名村隆寛】ベトナム戦争に派遣された韓国軍により家族を虐殺され自身も負傷したというベトナム人女性…

迷走するアメリカ外交

WTO、事務局長選出が難航 アメリカがナイジェリア候補を拒否https://www.bbc.com/japanese/54728459 世界貿易機関(WTO)の新事務局長の選出が難航している。WTOの選出委員会は28日、加盟164カ国がナイジェリアのヌゴジ・オコンジョイウェアラ元財務相(66)…

「大阪市分割218億円コスト増はデマ」という大嘘

「大阪市分割218億円コスト増はデマ」という大嘘 三橋貴明https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12634561193.html 昨日も書きましたが、政令指定都市大阪市を廃止し、四つの特別区に分割すると、行政コストは確実に上がります。 それこそ、一つの家…

政治的リベラリズムの限界

『岩波講座 憲法1 立憲主義の哲学的問題地平』井上達夫 編 共和主義ルネッサンスは立憲主義の死か再生か 駒村圭吾 周知のとおり、初期ロールズによって切り開かれたリベラリズムは、正(right)と善(good)の区別に基づく価値世界の構造化と調停不能な善の諸構…

コミュニタリアニズム(共同体主義)の限界

マイケル・サンデルhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB#cite_note-2 ドイツでは、いわゆるフランクフルト学派(アメリカ亡命を果たしたユダヤ人学者・ドイツ国内ユダヤ人サ…

大きなアイデアの不在

『サンデルの政治哲学』小林正弥 サンデルが言うには、共和党候補のボブ・ドールが、減税という道徳的に無価値なただ一つの大きなアイデアを提起したのに対し、クリントンには大きなビジョンがなかった。具体的な良い政策は列挙されていたけれども、いずれも…

二つの選択肢

『公共哲学』マイケル・サンデル アメリカの政治は、この二つの選択肢のあいだを行ったり来たりした。歴史家のアーサー・シュレージンガー・ジュニアによれば、アメリカの政治は行動主義から平穏へ、そしてまた行動主義へと周期的に動くという。(p61)

緊張と矛盾

『新自由主義』デヴィッド・ハーヴェイ 新自由主義国家に関する一般理論の内部でも、いくつかあいまいな論点や対立点が存在している。第一に、独占権力をどのように解釈するかという問題がある。競争はしばしば独占ないし寡占をもたらす。というのも、より強…

新自由主義

『新自由主義』デヴィッド・ハーヴェイ 新自由主義国家は理論的には、強固な私的所有権や法の支配、自由に機能する市場や自由貿易の諸制度を重視している。これらは、個人の自由を保障するのに必要不可欠なものとみなされている社会的諸制度である。…新自由…

大阪市4分割ならコスト218億円増

大阪市4分割ならコスト218億円増 都構想実現で特別区の収支悪化も 市試算https://mainichi.jp/articles/20201026/k00/00m/040/061000c 大阪市を四つの自治体に分割した場合、標準的な行政サービスを実施するために毎年必要なコスト「基準財政需要額」の合計…

相乗効果

『新版 相互扶助論』ピョートル・クロポトキン 相互扶助と相互支持とが、動物界の進化に貢献した絶大な影響については、前二章で簡単に述べた。今は進んでこの同じ作用が人類の進化の上に尽した役目に一瞥を与えなければならない。われわれは孤立の生活を営…

動物の相互扶助

『新版 相互扶助論』ピョートル・クロポトキン われわれが生存競争をその直接のおよび比喩的の両方面から研究する時、まずわれわれが第一に驚くのは、相互扶助の事実が無数にあることである。しかもその相互扶助たる、多くの進化論者の認めるごとき子孫の蕃…

動物生活の二つの方面

『新版 相互扶助論』ピョートル・クロポトキン 私が若い頃に東シベリアと北満洲とを旅行した時に、ことさらに深い印象を受けた、動物生活の二つの方面があった。その一方面というのは、ほとんどあらゆる動物の種が、容赦のない「自然」に対して、きわめて峻…

アナキズム=自然農法

『新版 相互扶助論』ピョートル・クロポトキン しかしわれわれは今ここに、ハクスレーのこの自然観が、それとはまったく反対に自然界には愛と平和と調和とのみが支配しそれが人類の勃興によって破壊されたのだというルソーの見解と同じく、科学的推論と見倣…