2012-06-28から1日間の記事一覧

小説家・ライターになれる人、なれない人

『小説家・ライターになれる人、なれない人』スーザン・ショフネシー「誰にでも才能はあるのです。ただ、本当に芽が出るかどうかも分からないのに、その才能を信じきれる人は稀にしかいないのです。」 エリカ・ジョング(p10)「才能を持とうとする勇気を持…

小説など読むな!

『小説家という職業』森博嗣 世の中には小説家になりたい人がけっこう多い、ということを最近になって認識した。これは、僕がこの世界に足を踏み入れたからわかったことだ。そして、そういう人たちに共通している傾向は、小説が好きであること。諺にある「好…

学問栄えて国滅びる

『リンゴが教えてくれたこと』木村秋則 学問栄えて国滅びるなんていうことにならないと良いのですが。(p143)

映像的な思考

『創るセンス 工作の思考』森博嗣 言葉の思考と映像的な思考 映像的な思考について、少しだけここで触れておこう。 大学時代に、ある先輩と議論したときのことだ。その人は、漫画研究部の部長で、自分でも漫画を描く人だった。その彼が、「人間は言葉によっ…

言語化の難しさ

社長が訊く『スーパーマリオギャラクシー2』宮本 前作の『マリオギャラクシー』をつくるときに、僕が課題に感じたのは「マリオのゲームに出てくるキャラクターの良し悪しを、どうやって決めてるんだろう?」ということでした。というのも、新入社員にキャラ…

学歴貴族の栄光と挫折

『日本の近代12 学歴貴族の栄光と挫折』竹内洋 そもそも左傾学生がどのくらいいたかということになると、かなり疑問である。大正末期から昭和初期の新潟高校調査では、生徒一二九〇人のうち左傾学生十数名としている。一パーセントにも満たない。ヘンリー・…

日本のメディアは世論を伝えるのではなく、作り上げるもの

ゲンダイ的考察日記http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1538.html オランダ人ジャーナリストのカレル・ヴァン・ウォルフレンは『日本のメディアは世論を伝えるのではなく、作り上げるもの』と書いている。(『日刊ゲンダイ 2010/07/08』)

イソップ寓話集

『イソップ寓話集』中務哲郎訳 ライオンの治世 あるライオンが王位に即(つ)くことになった。怒りっぽくなく残忍でもなく、万事暴力で決することを好まず、人間の誰かさんのように穏和で正しいライオンだった。話によると、その治世に野に棲む動物たちの集…

悪書が好きだ

『料理革命』エルヴェ・ティス ピエール・ガニェール そうだ、この美に関する話で、ひとつ思い浮かんだことがある。僕の昔からの友人、ジャン・ラルジョは哲学者なんだが、彼はこう言っていた。「悪書が好きだ、なぜなら、自分は何が嫌いなのか、また何が本…

ジャーナリストの言動

『美食のテクノロジー』辻芳樹 (前略)サンタマリアはその危険性を次のように語る。 「ジャーナリストと料理人の関係は大切だし、いい関係を常に保っていたいと思う。しかし、ジャーナリストの言動が、料理のはやりすたりを左右するようなことがあってはな…

知識は考えようとしない一種のうぬぼれである

『料理革命』エルヴェ・ティス ピエール・ガニェール 哲学者ジャン・ラルジェは、知識というのは考えようとしない一種のうぬぼれだ、と言っていた。(p31)

自由

『アーリイモダンの夢』渡辺京二 われわれは江戸末期から明治中期にかけての、古い日本の社会生活を顧みるとき、現代的な自由と自主性のコンセプトから自分を解き放つ必要があるだろう。露店や人だかりや子どもの遊びが一切排除された道路を車で疾駆するのが…

二つの文化

『近代日本文化論4 知識人』 「理科系知識人の文化」村上陽一郎 「二つの文化」論 標題に接して、だれでも直観的に思い出すのは例のC・P・スノウの「二つの文化」論だろう。イギリスにおける「二つの文化」の分裂に警鐘を鳴らしたとされるスノウの議論の真意…

大学という病

『大学という病』竹内洋 マルクス主義や社会主義は、明治時代から紹介され、知られてはいた。しかし、河上肇などの一部を除けば、まだまだ大学人の思想にはなりえていなかった。(中略)森田辰男も大正時代半ばまでの社会主義研究についてつぎのように顧みて…