2012-07-18から1日間の記事一覧

規律なくして真の自由なし

『凌ぐ波濤 海上自衛隊をつくった男たち』手塚正巳 二日後の八日、入校式と任命式が久里浜部隊の講堂で挙行された。檀上に立った槇智雄(まきともお)校長が、全生徒に向けて力強く訓示した。 「民主主義と服従の精神、あるいは自由と規律というごときは、お…

尚武の気風

『凌ぐ波濤 海上自衛隊をつくった男たち』手塚正巳 谷川が軍人になりたいと思うようになったのには、佐賀県という風土が大いに関係している。佐賀といえば「葉隠れ武士」という言葉があるように、「軍人に非ずば、人に非ず」と尚武の気風に満ちた土地柄であ…

国民に認知された軍人

『凌ぐ波濤 海上自衛隊をつくった男たち』手塚正巳 旧海軍の軍人たちが、一度は消滅した海軍の復活を目指して創設した海上武装集団、それが海上自衛隊である。 旧海軍出身の、それも海軍兵学校出身者の多くから、「我々が海上自衛隊をつくり上げた」といった…

大事なときだけ全力

『凌ぐ波濤 海上自衛隊をつくった男たち』手塚正巳「貴様は入校以来、全力で努力したに違いないが、艦でも十分の十の全力では長くは続かない。巡航速力で走りながら、大事のときだけに全力を出すべきだ。将来第一線の艦艇か航空部隊に行きたいのであれば、け…

戦争の勝敗はハードよりソフト

『日本支配を狙って自滅する中国』黄文雄 日本は、国家目標や世界戦略を打ち立てておらず、国民にも国家意識がほとんど存在しなくなっているという弱みがある。中国の言いなりになることを日中友好と考え、日本国民の感情より中国国民の感情を優先し、中国が…

戦略的属国とは

『日本支配を狙って自滅する中国』黄文雄 そして最後には、中国のネット世論が主張するように、日本の西半分を「東海省」として東半分を「倭族自治区」というように支配しようという狙いなのだ(これについては第三章で詳述する)。 もちろんこれは、物理的…

柔らかい土を深く掘るとは

『日本支配を狙って自滅する中国』黄文雄 中国的性格については、李登輝が総統在任中に語った「柔(軟)らかい土を深くを掘る」という言葉がじつにピッタリで妙を得ている。 そもそも「軟度深掘」という言葉は台湾の「四字熟語」で、土が柔らかすぎると深く…

核心的利益とは

『日本支配を狙って自滅する中国』黄文雄 最近やっと日本のマスメディアに出てきたのが、中国の「核心的利益」という言葉だ。この核心的利益というのは、中国にとって絶対に一歩も引けない、妥協の余地のない利益のことであり、たとえ核戦争までやっても譲ら…

水支配

『日本支配を狙って自滅する中国』黄文雄 最終的に二一世紀の中国では、チベット高原の地下水しか残らないとも言われている。そのくらい中国は水の重要性を知っているため、東南アジアに対しても、水さえ押さえれば言いなりになると考えて、中国側で水源地を…

長距離鉄道

『中国を拒否できない日本』関岡英之 中国がもたらす東南アジアの緊張は水問題だけではない。中国はインドシナ半島の各国に広域鉄道網計画を売り込んでいる。豊富な資金力をちらつかせながら、国によってバラバラの軌道を中国の規格に統一し、運行系統に中国…

台湾のほうが遥かに重要

『中国「日本侵略」の野望をこう打ち砕け!』平松茂雄 田母神俊雄 平松 朝鮮半島はもちろん重要ですけれど、日本人の関心は朝鮮半島ほど台湾に向いていないですね。これが私にはわからない。台湾のほうが遥かに重要なのに。 田母神 そう、台湾は日本の安全保…

制海権とは

『日本海軍はなぜ滅び、海上自衛隊はなぜ蘇ったのか』是本信義 海軍の存在理由は、「制海権」の確保である。 制海権とは何か。その目的は、海軍力によって、ある一定の範囲の海上を支配することだ。味方の艦艇は、この海域を自由に往来する。しかし、敵の艦…