2018-10-22から1日間の記事一覧

世俗化された神学的概念

『概論 ルソーの政治思想』土橋貴 ところでシュミットは、『政治神学』で、「近代国家学の重要な概念はすべて世俗化された神学的概念である」と述べていたが、先述した厳格なカルヴァン主義者であったともいわれる一七世紀のアングリカンチャーチストのホッ…

アメリカ革命の影響

『革命について』ハンナ・アレント ちくま学芸文庫 アメリカ革命が近代の革命の過程に与えた影響、あるいはむしろ影響の無さについて議論する機会はこれから先まだたくさんあると思う。この革命の精神も、アメリカ建国の父たちの思想豊かで博識な政治理論も…

社会的デモクラシーの理念

『フランス革命 歴史における劇薬』遅塚忠躬 大衆が脇役にすぎなかったイギリスでは、恐怖政治のないリベラルな革命だった代わりに、社会的デモクラシーの理念が提示されることもなかったのです。(p162)

複合革命説

『フランス革命 歴史における劇薬』遅塚忠躬 八九年が革命の第一幕であるというのは、そこに革命の主役たちがすべて出そろったからです。すなわち、序幕から登場していた貴族、議会に代表されているブルジョワ、議会外での実力行使で旧体制にとどめをさした…

イギリス革命とフランス革命の相違

『フランス革命 歴史における劇薬』遅塚忠躬 イギリス革命とフランス革命の相違をはじめて明らかにしたのは、トクヴィルでした。彼は、両革命の相違点として、第一に、イギリス革命がおもに自由をめざし、フランス革命はおもに平等をめざしたこと、第二に、…