ワシの双頭

ジョン・ロック ――神と人間との間』加藤節

 ロックのこのようなキリスト教観の背景には、おそらく、ルソーによって「宗教の秩序」と「政治の秩序」という「ワシの双頭」を一つにしようとしたと評されたホッブスの『リヴァイアサン』における「キリスト教政治共同体」論への批判があった。(p109)