日本共産党綱領改定

『正論 2020年3月号』

 篠原常一郎

 中国美化の文言を綱領から削除

 「中国を『社会主義をめざす』国として特徴づけた部分を削除したのは、中国自身の多年の対外活動からの当然の結論だ」
 党中央委員に再選され、更に常任幹部会委員に留任した不破哲三前議長(九〇)は、十四年ぶりに党大会で発言。二〇〇四年の第二十三回党大会の際の党綱領改定を自ら主導し、その時に入れた共産党執権下の中国美化の規定が削除されたことについて、まるで他人ごとのように肯定してみせた。
 一月十四~十八日に開催された日本共産党第二十八回党大会で決定された改定党綱領の内容は、既に昨年十一月四、五日に開催された党第八回中央委員会で大会議案に決定され、公表されていた。この度の綱領上の共産中国に対する位置づけの変化は、「『市場経済を通じて社会主義へ』という取り組みなど、社会主義をめざす新しい探究が開始され、人口が十三億を超える大きな地域での発展として、二十一世紀の世界史の重要な流れの一つとなろうとしている」と手放しで美化していた中国への規定をあっさり削除したことに鮮明に示されていた。
 この中央委員会総会の決定は世間の目を引き、筆者は報道メディアなどで「とうとう高齢化した不破氏の影響力が低下し、志位和夫委員長の指導力が優位になったあらわれ」とコメントしてきた。(p224)


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