売春立国に悩む韓国の裏事情

『犯韓論』黄文雄

 そもそも朝鮮・韓国が性奴隷国家だったことは、古代中国の正史『魏書』『周書』や韓国の風俗史、宗主国への朝貢からも明らかだ。半島はユーラシア大陸最大の軍妓、営妓、辺妓、また貢女や宦官の産地であった。
 しかも長い間、原始奴隷社会のままでもあり、日韓合邦後に近代諸邦によって奴婢解放が行われるまで、奴隷から生まれた子もやはり奴隷として主の両班によって売買されていた。今でも韓国は売春立国だが、そのあり方が日本にも投影されていることを知っておく必要がある。だからこそ日本も女性を奴隷のように扱ったとなる。
 拉致や人さらいも、同じく半島の風習でもある。朝鮮戦争当時に北に連行された韓国人や、日本人拉致問題などはよく知られているが、今でも子供の誘拐が跡を絶たない。(p41)


 戦争中、日本兵を客とする韓国人の売春婦が存在したことは事実である。戦地や兵隊にとって、売春婦はついてまわるような存在であり、日本も例外ではなかったのだ。しかしそれは犯罪行為とはいえず、国家が積極的に運営に携わっていない以上、国家犯罪とも呼べない。
 日本政府は戦地での買春の営業に反対はしなかったものの、軍や政府が慰安所を運営するなど直接「関与」した事実はなく、その証拠や資料も一切ない。日本人はもちろん韓国人の慰安婦も存在したであろうが、関与していない国が謝罪や賠償などする必要はないのだ。
 中でも馬鹿馬鹿しいのは「従軍慰安婦は20万人で、うち朝鮮人が18万人だった」という主張である。数字を出せば信憑性が増すと考えているのだろうか、大東亜戦争で海外出兵していた日本軍は200万人である。もちろん、南京戦線以外に中国や満州方面軍を入れるともっと数が多い。10人に一人の割合で非戦闘員を抱えて、戦争などできるはずがない。(p77)


 韓国は90年代以後にOECDに加入したものの、二つの国内問題に悩み続けている。まず一つは、日本の公娼制度廃止を真似たくても、建前と本音が乖離したお国柄上、娼妓は床屋をはじめとするあらゆる企業に潜り込んでしまう。逆に私娼がはびこるばかりでなく、風俗業をめぐる犯罪が社会問題にもなりつつあるのだ。2012年に韓国の風俗店で働く女性の数は約27万人だ(朝鮮日報)という。また別の統計では、売春婦は189万人という数字(韓国経済新聞2011年12月9日付)もある。15歳から64歳の女性の人口で計算すると、少なくとも風俗嬢は人口の9人に1人という統計もある。
 もう一つは、婦女暴行も深刻な問題になっていることである。強姦事件の発生件数は日本の40倍以上、児童を狙った性犯罪も2007年から4年の間に倍増、という深刻さで、欧米政府は韓国旅行する女性に注意を呼びかけている。
 社会主義を建前とする中国は「娼婦は存在しない」と公言しているものの、実際は3000万人の売春婦がいる世界最大の売春大国であり、韓国人娼婦と世界市場を争っている。韓国政府はこの売春問題をめぐるジレンマを脱出するため、大昔の「従軍慰安婦」問題を引っ張り出さざるを得なくなっているのだ。(p79)