戦場と性

『日本人なら知っておきたい「慰安婦問題」のからくり』阿部晃

 近現代史の研究家である佐藤和秀氏が、第一次世界大戦でのヨーロッパ戦線における、各国軍隊の下半身事情について、次のように書いています。

 第一次世界大戦では、ドイツだけでなく、連合国側(フランス・イギリス・ロシア等)にも、軍管理の専用娼家(慰安所)が出来た。(中略)
 「日本軍は第一線にまで慰安婦を連れていった」と驚きをもって報じられているが、そのようなことはドイツやフランス等欧州各国は一九一四(大正三)年からやっているのである。

                    (「正論/一九九二年一二月号/一〇二頁)

 軍人の下半身事情についてはアメリカも例外ではなく、ベトナム戦争においては、ベトナム人の女性が慰安婦としてアメリカ軍将兵相手に働いていたといいます。(p24)