個人主義的アナキズム(リバタリアニズム)は成り立たない

チョムスキーの「アナキズム論」』ノーム・チョムスキー

 はじめに  バリー・ペイトマン

 ウッドコックによれば、チョムスキーは(ゲラン同様)自分のマルクス主義思想をソフトにかつ浄化するためにアナキズムを利用しようとする左翼マルクス主義である。チョムスキーの論考は一九世紀アナキズムの陥穽にはまっていて、よく言えばアナルコ・サンディカリズムであり、悪く言えば単なる経済決定論である。(p14)