「証拠写真」として通用する写真は一枚もなかった

南京事件証拠写真」を検証する』東中野修道 小林進 福永慎次郎

 憎悪の感情の連鎖反応を断ち切るために

 検証が終わった今、私たちは次の三点を結論とする。
 一つは、日本軍が南京で六週間にわたって、大量虐殺、強姦、放火、掠奪をしたという「証拠写真」は一枚もなかったということである。誤解のないように言っておくが、私たちは「虐殺があったか、なかったか」を検証しようとしたのではない。あくまでも南京大虐殺の証拠に使われている写真が、はたして証拠写真として通用するものなのかどうかを検証したのである。(p236)