中国を共産化したかった

ウクライナ紛争 歴史は繰り返す』馬渕睦夫

 「アメリカは最初から日本と中国が戦争を止めるのを阻止しようとしていた」としか考えられません。アメリカは蔣介石に対して、とにかく日本と和平をせずに戦い続けるよう圧力をかけ続けました。同時に、延安の毛沢東に対しては、アメリカの外交官を駐在させて、共産党の勢力拡大を支援しました。私たちはアメリカのこの二股外交の欺瞞を忘れてはならないでしょう。
 このようなアメリカの態度は、単に「中国における日本の勢力拡大を恐れた」という理由だけでは説明できません。アメリカはどうしても毛沢東に勝たせたかったのです。中国を共産化したかったのです。フランクリン・ルーズベルトを取り巻く側近たちは、そのように考えていたのです。(p159)